東京から約1200㎞、九州と沖縄のほぼ中間に浮かぶ奄美大島。大和と琉球、そして中国大陸それぞれの文化が入り混じり、独自の歩みを続けてきた島です。なかでも世界三大織物のひとつに数えられる「大島紬」は、奄美大島を代表する伝統文化。
奄美大島の北部にあるホテル「ティダムーン」は、大島紬の歴史や伝統を五感で楽しめるお宿です。2020年にリニューアルがされ、お部屋も刷新。目の前に広がる海景が美しく、太平洋を一望できる絶好のロケーションです。
この記事では実際にティダムーンに宿泊した模様を詳しくお伝えしていきます。ぜひ旅行計画の参考にしてみてください。
レストランの食事もおいしく、プールを備えているので、ファミリーにはピッタリのお宿です。
・ のんびりとホテルステイを満喫したい
・ プール付きのリゾートホテルを探している
・ オーシャンビューを思う存分楽しみたい
※本記事の情報はすべて宿泊時点のものとなります。記載されているサービスや内容に変更がある場合もございますので、詳しくはお宿のほうへ直接お問い合わせください。
オーシャンフロントの高台に建つホテル「ティダムーン」
奄美空港から車で10分ほど南に向かったところにあるリゾートホテル「ティダムーン」。オーシャンフロントの高台に位置し、ホテルのいたるところから奄美の美しい海が眺められるお宿です。
ティダとは奄美の言葉で「太陽」の意。お宿ではその名前の通り、太陽と月、そして奄美の雄大な自然を感じられます。
空港からも近く、車で30分圏内には「あやまる岬公園」「奄美パーク」「ケンムン村」「ハートロック」などの人気スポットがあるので、観光に便利な立地もポイントです。
館内はまるで美術館。大島紬の織元ならではお宿
ティダムーンは、もともと奄美大島の特産品「大島紬」の織元。大島紬は約1300年の歴史をもつ伝統的な着物です。フランス「ゴブラン織」、イラン「ペルシャ絨毯」とともに、世界三大織物のひとつに数えられ、精巧な模様は芸術的。製作工程は30以上にもわかれ、1つの着物を完成させるのに1年かかることも珍しくありません。
ティダムーンでは、奄美の伝統・文化を広く知ってもらうため、館内のいたるところに大島紬を感じられるしつらえがなされています。2階には大島紬美術館が併設され、大島紬の歴史的作品や現代的なアート作品などが展示されています。
また、画家「田中一村」の著作権を保有していることから、ホテル内には田中一村の作品も飾られており、数々のアートともに品位高い滞在が堪能できます。
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海景が美しい「オーシャンビュー」と山に面する「ランドビュー」
今回泊まったのはツインのお部屋です。ティダムーンの客室はツインルームとスイートルームの2種類で、それぞれ山側の「ランドビュー」と海側の「オーシャンビュー」のお部屋があります。いずれの客室も2020年に順次リニューアルが進められ、モダンでスタイリッシュな雰囲気が特徴です。
- ランドビュー ツインルーム
- オーシャンビュー ツインルーム
- オーシャンビュースイートルーム 「 ムーンスイート」
- ランドビュー スイートルーム 「一村スイート」
土浜海岸が一望できる「オーシャンビューツインルーム」
今回宿泊したのはオーシャンビューの「ツインルーム」。白で統一されたシックな内装は清潔感があり、ところどころにちりばめられたブルーやイエローのインテリアが奄美の自然を感じさせます。
ベッドカバーやルームウェア、客室ファイルなどは大島紬をモチーフとしたデザインが施され、こちらも織元ならではの趣向。お部屋の面積は30㎡前後。ゆったりとしたつくりは家族3人でも十分な広さです。
1日を通じて表情を変える奄美の空と海
お部屋の窓から見えるのは、パノラマに広がる太平洋の海。晴れた日には、遠くに「喜界島」を望むことができます。
スタッフ
オーシャンビューのお部屋は東側に面しているので、朝日が楽しめるのも魅力。そして、日が暮れたら、今度は月や星が主役になります。夜月が海一面を照らす景色はこの上なくロマンチックな雰囲気です。
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島じゅーりが味わえるレストラン「ビストロ奄美」
ホテル1階にあるレストラン「ビストロ奄美」では、モーニング、ランチ、ディナーそれぞれを楽しめます。奄美の食材を使った「島じゅーり(「じゅーり」は奄美方言で料理を意味する言葉)」のほか、和食やイタリアンなど様々な食が味わえます。
ディナーはアラカルトのほかコース料理もあるので、ゆっくりと美食の数々に舌鼓をうつのも贅沢です。
朝食は身体にも心にもやさしい自然派和食。奄美産のお豆腐、朝採れ野菜を使ったサラダ、無添加の島佃煮、お隣の集落で水揚げされたモズクなど品数豊富で、島の食材がふんだんに取り入れられています。
スタッフ
磯遊びが楽しい、趣ある「土浜海岸」
ティダムーンの前には「土浜海岸」と呼ばれるビーチが広がります。ホテル敷地内から直接、海に下りることができ、趣ある風景が眺められます。地形はサンゴ礁がちで海水浴にはあまり向いていませんが、そのぶん干潮時には無数の潮だまりが現れます。
透明度の高い潮だまりは、まるで天然の水槽。カニ、ヤドカリ、スズメダイ、シャコ、ハゼ、ナマコなど、いろいろな海の生き物が服を着たまま観察できます。
スタッフ
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プールや大浴場も備え、快適なホテルライフを満喫
大型のプールや大浴場を備えているのもティダムーンの特徴です。プールは、子ども用の浅めのプールも隣接しているので、家族みんなで楽しめます。
奄美の恵みと共に過ごすスイートルーム「ムーン」&「一村」
せっかくのバケーションだから、充足感に満ちた時間を過ごせるお部屋をセレクトしたい。そんな方はスイートルームに泊まってみてはいかがでしょうか。
海に面する「ムーンスイート」は、66㎡の広さを有するスイートルーム。ガラス張り一面に表情豊かな奄美の海が広がり、その景色はまさに自然のアート。また、格別の眠りをえられる高級寝具「エアウィーヴ」のベッドや、日本古来の風呂文化と美しい造形美を融合させた「JAXSON」製のバスタブなど、設備にもこだわり快適なホテルステイを満喫できます。
一方、ランドビューの「一村スイート」は、奄美大島の森を好んで描いた「田中一村」にちなんだお部屋。豊かな生態系の源である奄美の山々を間近に感じられ、インナーテラスには樹齢百年のガジュマルが望めます。春から夏にかけては、田中一村も愛した「アカショウビン」の鳴き声が聞こえるそうです。
スタッフ
まとめ
奄美大島で古くから伝わる海の彼方の楽園「ネリヤカナヤ」。太平洋の海を一望できるティダムーンは、そんな理想郷を目指したホテルです。
お部屋は2020年にリニューアルされ、リゾート気分を味わえるしつらえです。レストランの食事もおいしく、プールや大浴場など設備面も充実。外に出るのがもったいないほど、見どころ満載です。
ティダムーンに泊まって、奄美の太陽、月、海、山を思う存分味わってみてはいかがでしょうか。
ティダムーンの詳細情報
編集部おすすめ ポイント! | ・リニューアルされたばかりお部屋は快適で、眺望も抜群 ・ビーチも近く、プールも完備されているので大人も子どもも楽しい ・レストラン「ビストロ奄美」では美味しい食事を堪能できる |
海からの距離 | 土盛海岸まで徒歩1分 |
アクセス | 奄美空港から車で約10分 名瀬(中心市街地)から車で約35分 |
住所 | 〒894-0505 鹿児島県奄美市笠利町平1260 |
TEL | 0997-63-0006 |
公式HP | https://thidamoon.com/ |
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