世界自然に登録された奄美大島。旅行先としての人気が高まるとともに、奄美大島への直行便も日本各地から就航するようになりました。
直行便、乗継便、フェリーなどさまざまな選択肢があり、「どうやって行こう?」と迷ってしまう方も少なくありません。そこでこの記事では、奄美大島への行き方を詳しく解説し、あなたにとって最適なルートを見つける手助けをします。
航空券を安く、お得に予約する方法についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
※なお、本記事の情報は執筆時点のものとなります。フライトの最新情報などについては、空港や航空会社の公式HPをチェックするようお願いいたします。
旅行でとても重要な「ホテル選び」。奄美大島には、開放的なオーシャンビューや、豪華な設備、丁寧なサービスなど、お客さんを気持ちよくおもてなししてくれる宿がたくさんあります。 この記事では高級ホテルからリーズナブルなリゾートホテルまで、奄美大島[…]
奄美大島への行き方
奄美大島は「飛行機」もしくは「フェリー」でアクセスできます。
奄美大島の交通事情について見ていきましょう。
奄美大島に就航している航空会社は4社
本州から奄美大島への行き方は、基本的に「奄美空港」を利用することになります。
奄美空港には「JAL」「スカイマーク」「peach」が就航しており、ANAはいずれの空港も発着便はありません。
シーズンにもよりますが1日の到着便数は、20本前後です。その多くを鹿児島空港をはじめとした県内便が占めています。
航空会社別ではJALがもっとも多く、県内便はJALグループの「JCA(日本エアコミューター)」が運航しています。
スカイマークは、国内第3位の航空会社。定時運航率の高さに定評があり、2017年~2022年は6年連続で定時運航率1位を獲得しています。さらに2020年、2022年にはナショナルフラッグキャリアを抑えて、顧客満足度も日本トップとなっています。
参照:6年連続定時運航率第1位・2022年度顧客満足第1位|スカイマーク
peach(ピーチアビエーション)はANAグループが運営するLCC(ロー・コスト・キャリア)で、タイミングが合えば東京-奄美大島を片道1万円以下で移動することも可能です。
県外から奄美大島への直行便は東京・大阪・福岡・那覇から
本州からの奄美大島への直行便は以下の通りです。
奄美空港⇔
- 羽田空港(JAL)
- 成田空港(peach)
- 関西国際空港(peach)
- 伊丹空港(JAL)
- 福岡空港(JAL)
- 那覇空港(JAL)
※季節によっては休便・減便になっている場合もあります
※県内便は、鹿児島・喜界島・徳之島・与論島の便が飛んでいます
全国の主要空港から奄美大島への行き方
羽田空港から奄美大島への直行便
東京の羽田空港から奄美大島へのフライト時間は約2時間20分。
また、直行便を利用せず、鹿児島空港を経由してアクセスする方法もあります。その場合は、JALまたはスカイマークを利用することになるでしょう。
所要時間は直行便と比べると1~2時間長くなり、航空券代も直行便のほうが安い傾向にあります。
航空券の価格相場については、時期によって大きく異なります。片道2~4万円が相場。冬季や早割の場合は2万円を下回ることもある一方、ゴールデンウィークや夏休み時期は4万円を超えることもあります。(安く予約する方法は後述します)
↓こちらは1月17日(何もない平日)のJAL便「羽田-奄美大島」の価格です。
成田空港から奄美空港への直行便
成田空港から奄美大島への行き方は、「peach」一択です。成田から下地島空港へのフライト時間は2時間40分。
原則1日2便飛んでおり、日にちによってかなりも発着時間はイレギュラーです。
成田-奄美大島を結ぶpeachの便は、羽田空港のJALと比較するとかなり割安です。片道1万円以下で行ける航空券も見つけられるでしょう。
関西空港・伊丹空港から奄美大島への直行便
関西国際空港から奄美大島へはpeachの飛行機を利用することになり、フライト時間は1時間50分。
羽田空港・成田空港と違い、関西空港への便は季節によって飛んでいないこともあります(特に冬季)。
一方、伊丹空港と奄美大島はJALが飛行機を飛ばしており、こちらは原則として通年運航しています。
↓試しに、スカイスキャナーで関空-奄美大島の航空券を検索してみる
中部空港セントレアから奄美大島へは乗継便を利用
名古屋から奄美大島へ行く場合は、鹿児島で乗り継ぐ必要があります。
JALやスカイマークを利用してアクセスできますが、スカイマークが便利です。乗継ダイヤがスムーズで、鹿児島空港内における到着口と搭乗口もすぐ近くなので簡単に乗り継げます。
なお、スカイスキャナーであれば、航空会社を問わず名古屋-奄美大島の乗継便を一発で検索できるのでぜひ以下リンクからお好みの便を探してみてください。
福岡空港から奄美大島への直行便
福岡空港からは奄美空港へ直行便が飛んでいます。航空会社はJAC(日本エアコミューター)でフライト時間は約1時間15分。
また、鹿児島空港を経由する方法、鹿児島まで飛行機や新幹線で行ってフェリーで奄美大島へ来島する方法も考えられるでしょう。
フェリーを使った奄美大島への行き方は?
奄美大島へは、フェリーを利用してもアクセスできます。鹿児島市内にある「鹿児島新港」からフェリーが出発し、奄美大島を経由したのち沖縄本島までをつなぎます。
鹿児島新港から奄美大島の名瀬港までは、およそ11時間の船旅です。鹿児島空港から鹿児島新港までは車で約1時間ほどの距離。フェリー会社は「マルエーフェリーA’Line」と「マリックスライン」があり、1日交替で運航しています。
運航スケジュール
出発 | 到着 | |
---|---|---|
鹿児島新港 → 名瀬港(奄美大島) | 18:00 | 翌5:00 |
名瀬港(奄美大島)→ 鹿児島新港 | 21:20 | 翌8:30 |
運賃
運賃(燃油代除く) | |
---|---|
特等 | 23,050円 |
1等 | 18,400円 |
2等 | 9,220円 |
学生割引 | 7,380円 |
ちなみに、鹿児島市内にあるもうひとつの港「鹿児島本港」からも奄美大島への向かう航路がありますが、喜界島を経由するため所要時間は約13時間となります。
そのため、鹿児島市内から奄美大島へ行く場合は、鹿児島新港から出る「鹿児島航路」がよく利用されます。鹿児島空港から鹿児島新港までは車で約1時間ほどの距離です。
時間はどうしてもかかりますが、フェリーの旅も趣きがあるため時間に余裕がある方にはフェリー移動もおすすめです。
参考:マルエーフェリーA’Line 公式HP
参考:マリックスライン 公式HP
奄美大島への行き方!直行便を安くで、お買い得に予約する方法
最後に、奄美大島への航空券をお得に購入するコツをいくつかお伝えします。
奄美大島は「夏はハイシーズン、冬はローシーズン」といったように、観光の旬が色濃く、そのぶん航空券代金の変動幅も大きくなります。工夫次第で飛行機代を圧縮できるので、ぜひ参考にしてください。
LCCを利用する
すでにみたようにJAL・ANAに比べて、peach・スカイマークはとてもリーズナブル。関東であれば成田空港、関西であれば関西国際空港を利用することで、飛行機代を安く抑えることができるでしょう。
早くに予約すればするだけ安い
航空券は早くに予約するのに越したことはありません。「早期予約が金」です。JALやANAでも早得を利用すれば、安価に飛行機を利用できるでしょう。
もちろん、予約したあとに予定変更になるリスクもありますが、旅費という面では早いうちに予約することをおすすめします。
株主優待券を利用する
JALとANAであれば株主優待券を利用するのも方法のひとつです。100株(20万円前後)保有しておくだけで、年間1~2枚の株主優待券がもらえます。それを利用すれば正規の半額近い料金で飛行機に搭乗できます。
ダイナミックパッケージで予約する
ダイナミックパッケージとは、「航空券+ホテル+α」を一緒に予約する方式のこと。ダイナミックパッケージで予約を取ることで、飛行機と宿を別々で予約するよりも安くなるケースが少なくありません。
また、1回の予約で済むので、予約手続きが簡単なだけでなく、変更・キャンセルの手続きも一度で終わります。
・パックツアーより選択肢の幅が広い
→旅行代理店が扱っている従来型のパックツアーよりも融通が利き、利用できるホテルも幅広いのが特徴です。
・臨機応変にプランが立てられる
→訪問先を複数にしたり、往復の利用空港を変えたり、お気に入りのホテルに連泊したりと、好きなようにプランを立てられるのもダイナミックパッケージの魅力です。
・予約がとにかく楽
→ひとつのサイト上で、飛行機・ホテル・レンタカーの予約が完結するので予約作業がとにかく簡単です(もしかするとこれが一番のメリットかも)。
・LCC(格安航空券)は利用不可
→ダイナミックパッケージの場合、基本的には「JAL」もしくは「ANA」を利用することになります。奄美大島にはピーチ(peach)が就航していますが、それらの飛行機会社を使う場合は、完全フリープラン(飛行機やホテルを自分で別々に予約する)となります。
・必ずしも最安になるわけではない
→ダイナミックパッケージは必ずしも最安値になるとは限りません。航空券の予約サイトやホテル予約サイトで、格安チケットを探したほうが最安値の組み合わせを探せる可能性は高くなります。「とにかく安くで旅行したい」「ネット予約には慣れている」という方は、個別に探したほうがいいかもしれません。
例えば、月曜日~木曜日の3泊4日の旅の場合。月曜日と木曜日の飛行機を予約し、その間の任意の1日だけホテルの宿泊予約ができるということです。
ダイナミックパッケージはかなり融通が利くので、とてもおすすめ!
ダイナミックパッケージは航空会社や旅行会社などさまざまな業者が取り扱っています。なかでも編集部のおすすめは以下の4社。
上記2つは航空会社系列のダイナミックパッケージ。下2つは宿泊予約サイトのダイナミックパッケージです。どちらもマイルを貯めることができ、選択肢の広さも豊富です。航空会社系列で予約するメリットは、何かイレギュラーがあったときの対応が丁寧という点が挙げられます。一方、宿泊予約サイトの場合は、マイルのほかにそのサイト独自のポイントが2重で貯まるのが大きなメリットです。
→JAL公式HPで奄美大島行きの「JALパック」を探すならこちら
→ANAスカイツアーズで奄美大島行きのパッケージを探すならこちら
→楽天トラベルで奄美大島行きの「JALパック」「ANAパック」を見てみる
→じゃらんで奄美大島行きの「JALパック」「ANAパック」を見てみる
奄美大島への行き方まとめ
奄美空港へは日本各地から直行便が飛んでいます。島内には新しいホテルや観光スポットも増えており、旅行先としての人気も年々高まっています。
逆にそれだけ飛行機需要が増加しており、もし奄美大島への旅行を計画しているのであれば早めの予約をおすすめします。航空券代も早くに予約すれば安く抑えることができ、いい席も確保しやすくなるでしょう。
奄美大島のホテルをお探しの方は、以下の人気記事もチェックしてみてください。
旅行でとても重要な「ホテル選び」。奄美大島には、開放的なオーシャンビューや、豪華な設備、丁寧なサービスなど、お客さんを気持ちよくおもてなししてくれる宿がたくさんあります。 この記事では高級ホテルからリーズナブルなリゾートホテルまで、奄美大島[…]
「島宿.net」ではこれまで宮古島や奄美大島を中心に、さまざまな島宿を紹介してきました。この記事では、そんな宿泊施設にスタッフが実際に泊まったときのレビュー記事をまとめています。 それぞれの宿には、「海が近い」「料理が美味しい」「離[…]