石垣島から高速船でわずか25分。サトウキビ畑の中をまっすぐ伸びる一本道、赤瓦の集落、なだらかな丘から広がる八重山の絶景——小浜島(こはまじま)は、八重山でいちばん「のどか」な島です。NHK連続テレビ小説『ちゅらさん』の舞台として全国的に知られ、今も多くの旅人がゆったりとした島時間を求めて訪れます。
この記事では、石垣島在住の視点で、小浜島への行き方から見どころ、日帰りモデルコース、島での過ごし方まで、まるごとご紹介します。石垣島観光にプラス1日、この癒やしの島を旅程に加えてみませんか。
✅ この記事でわかること
小浜島ってどんな島?
小浜島は、八重山諸島のほぼ中央に位置する、周囲約16.6km・人口約700人の小さな島です。島の大半がサトウキビ畑と牧草地に覆われ、なだらかな丘に広がる緑の風景は「南国の田園」そのもの。派手な観光地ではなく、ゆっくり流れる島時間を味わうのが小浜島の醍醐味です。

https://www.jalan.net/より
島の中央には標高99mの大岳(うふだき)がそびえ、山頂からは八重山の島々を360度見渡せます。高級リゾート「はいむるぶし」もあり、日帰り観光からゆったりリゾートステイまで、幅広い楽しみ方ができるのも魅力です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 面積・周囲 | 約7.86km²・周囲約16.6km |
| 人口 | 約700人 |
| アクセス | 石垣島から高速船で約25〜30分 |
| 島内の移動 | レンタサイクル(電動)・レンタカー・レンタバイク |
| 有名な理由 | NHK朝ドラ『ちゅらさん』の舞台 |
石垣島から小浜島への行き方
小浜島には空港がなく、沖縄本島からの直行ルートもありません。行き方は石垣島の「ユーグレナ石垣港離島ターミナル」から高速船の一択です。
| 区間 | 所要時間 | 料金の目安(片道) | 便数 |
|---|---|---|---|
| 石垣港 → 小浜港(直行) | 約25〜30分 | 約1,500円 | 1日7〜8便 |
| 竹富島など経由便 | 約40分 | 約1,500円 | 便により異なる |
高速船は八重山観光フェリーと安栄観光の2社が運航しています。料金・所要時間はほぼ同じで、乗船券は両社共通で使えることが多いです。
⚠️ チケットは事前予約・早めの購入を
石垣港離島ターミナルは八重山各離島への唯一の玄関口で、チケット窓口が非常に混み合います。特に繁忙期は「なかなか買えない」ことも。各社の公式サイトから事前予約しておくとスムーズです。乗り遅れないよう、出発時刻には余裕をもって窓口へ向かいましょう。
小浜島の見どころ
のんびりした島ですが、絶景スポットや『ちゅらさん』の舞台が点在しています。外せないところをご紹介します。
シュガーロード
小浜島の風景の代名詞。サトウキビ畑の中をまっすぐ貫く一本道で、『ちゅらさん』では主人公の通学路として登場しました。名前の由来は、かつて両側がサトウキビ畑だったことから。自転車で走り抜ければ、島風を全身で感じられる爽快なスポットです。写真を撮るなら集落側の入口から狙うのがおすすめ。港から自転車で約10分です。

https://kohama-tour.com/spot/sugar-roadより
大岳(うふだき)展望台

https://www.jalan.net/より
標高99m、島でいちばん高い展望スポット。山頂からは石垣島・竹富島・黒島・西表島など八重山の島々を360度見渡せ、天気がよければ波照間島まで見えることも。頂上へは急な階段を10〜15分ほど登りますが、たどり着いた先の絶景は格別です。サンセットの名所でもあり、西表島に沈む夕日は忘れられない光景に。登り口に杖があるので活用を。歩きやすい靴で、水分を持って登りましょう。
こはぐら荘(大盛家住宅)
『ちゅらさん』で主人公の実家「こはぐら荘」として登場した、1915年(大正4年)築の赤瓦の伝統家屋。国の登録有形文化財で、沖縄の民家らしい石垣・漆喰壁・赤瓦の風情が残ります。私有地のため見学は外観のみですが、ファンには外せない聖地巡礼スポット。集落の中にあり見つけやすいです。
細崎(くばざき)海岸
島の西端に突き出た岬の先端にある、静かなローカルビーチ。すぐ目の前に西表島が見え、散歩には最適です。近くのヨナラ水道は巨大マンタの回遊地として知られ、ダイバーの聖地。『ちゅらさん』の港のシーンもこのあたりで撮影されました。マンタの形をした屋根が目印の海人公園もあります。
⚠️ 細崎海岸は遊泳注意
細崎海岸は景色は素晴らしいですが、潮の流れが速いため遊泳には向きません。海に入って泳ぐなら、遠浅で穏やかなトゥマールビーチやはいむるぶしビーチがおすすめです。
トゥマールビーチ
港から歩いて行ける、気軽なビーチ。遠浅で穏やかなので、シュノーケルや海水浴にぴったり。海の向こうには石垣島が見えます。のんびり過ごしたいときに立ち寄りたいスポットです。
島内の回り方
周囲16.6kmの小浜島は、自転車でも一周できるサイズ。移動手段は主に3つです。
| 手段 | おすすめ度 | 特徴 |
|---|---|---|
| 電動レンタサイクル | ◎ 定番 | 島の風を感じられて爽快。アップダウンがあるので電動が安心 |
| レンタカー | ○ ラク | 細崎など遠方も楽々。子連れ・時間短縮に |
| レンタバイク | ○ 手軽 | 小回りが利く。免許が必要 |
いちばん人気は電動レンタサイクル。シュガーロードや大岳への道はアップダウンがあるので、普通の自転車よりも電動アシスト付きが断然ラクです。港周辺にレンタル店があります。効率重視や子連れならレンタカーも便利です。
🌾 小浜島を楽しむコツ
小浜島 日帰りモデルコース
石垣島からの日帰りで、島の魅力をぎゅっと味わうプランです。電動レンタサイクル利用を想定しています。

https://www.jalan.net/より
もっとゆっくり過ごしたいなら、リゾート「はいむるぶし」に泊まって、島の夜と朝の静けさを味わうのもおすすめです。星空も格別ですよ。
よくある質問(FAQ)
- 小浜島へはどうやって行きますか?
- 石垣島のユーグレナ石垣港離島ターミナルから高速船で約25〜30分です。空港はないので、まず石垣島まで来てから船で渡ります。片道約1,500円、1日7〜8便運航しています。
- 日帰りでも楽しめますか?
- 十分楽しめます。周囲16.6kmの小さな島なので、電動レンタサイクルを借りれば主要スポットは半日〜1日で回れます。石垣島観光にプラス1日で組み込むのが定番です。
- 島内はどうやって移動しますか?
- 電動レンタサイクルが人気で、レンタカー・レンタバイクもあります。アップダウンがあるので、自転車なら電動アシスト付きがおすすめ。港周辺にレンタル店があります。
- 『ちゅらさん』のロケ地はどこですか?
- シュガーロード(通学路)、こはぐら荘(大盛家住宅・主人公の実家)、細崎海岸(港のシーン)などが有名です。こはぐら荘は私有地のため外観のみの見学になります。
- 泳げるビーチはありますか?
- 遠浅で穏やかなトゥマールビーチやはいむるぶしビーチが海水浴に向いています。景勝地の細崎海岸は潮の流れが速いため遊泳には向きません。
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派手さはないけれど、心がほどけていくような島時間。小浜島は、慌ただしい旅の合間に「何もしない贅沢」を教えてくれる場所です。石垣島まで来たら、ぜひ高速船で25分の小さな楽園まで足を延ばしてみてください。ゆったり流れる「ちゅらさんの島」の時間が、きっと忘れられない旅の思い出になりますよ。すてきな八重山の旅になりますように。