奄美大島は一年を通じて暖かい南国の島。シュノーケリング、ダイビング、サーフィンなどマリンレジャーのメッカとして知られ、それゆえ夏の旅先としてのイメージが強いかもしれません。
しかし、実は冬には冬にしかない奄美大島の魅力や楽しみ方があります。
この記事では、奄美大島を12月に訪れる際の服装や気温、そして絶対に見逃せないおすすめのスポットやアクティビティについて詳しくご紹介します。日本国内でも最高の避寒地である奄美大島を思いっきり楽しんでください。
この記事はこんな方におすすめ!
- 12月に奄美大島への旅行を考えている
- 12月の奄美大島の気候や天気、服装を知りたい
- 12月の奄美大島に台風が来るのか知りたい
- 12月の奄美大島でできること、泳げるかどうか知りたい
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12月の奄美大島での過ごし方の特徴
鹿児島県の「奄美大島」は飛行機で東京からおよそ2時間半、大阪からは1時間半でアクセスできます。12月でも奄美大島では温暖な気候が続いており、外でのアクティビティも十分快適に楽しめます。気温10℃を下回ることはほとんどありません。
おすすめの過ごし方としては、マングローブカヌーやナイトツアーに参加するもよし、シュノーケリングやダイビングもいいでしょう。水着のみで海に入ることはできませんが、ウェットスーツを着用すればマリンレジャーを楽しめます。
また、鶏飯やアンダギー、黒糖、泡盛など島グルメに舌鼓を打つのもおすすめ。ロケーション抜群のホテルに泊まって、ホテルステイをのんびり満喫するのもいいかもしれません。
12月の奄美大島の天気・気温・服装まとめ
12月の奄美大島の平均気温は17℃前後で、平均湿度は73%。降水量は少なめでですが、曇りや小雨の天気が多いのが12月の奄美大島の天気の特徴です。
日中は20℃近くまで気温が上がるので、薄手のシャツやTシャツでも快適に過ごせます。ただ、夜間は少し涼しいので、薄手のアウターや長袖のトップスを着用しましょう。また、天気の変化に備えて、折り畳み傘やレインコートを携帯することをおすすめします。
また、屋外活動をする際は、日差しを防ぐための帽子やサングラスもお忘れなく。
12月の奄美大島には、台風はほぼ影響ないと言っていいでしょう。
参考:気象庁|奄美地方への台風接近数 (jma.go.jp)
12月の奄美大島は泳げる?シュノーケリングや海水浴はできる?
12月に奄美大島への旅行を計画する際、多くの方が抱くのが「12月でも泳げるの?」という疑問。
結論からいうと、水着だけで海水浴やシュノーケリングを楽しむのはむずかしいかもしれません。
12月の奄美大島近海の海水温は平均23℃前後。一般的に海水浴に適している水温は25~28℃前後といわれます。ただ、海水温が低くてもウェットスーツを着用すれば、シュノーケリングやダイビングは楽しめます。その場合は、ツアーに参加するのがおすすめです。
→じゃらんで奄美大島の「シュノーケリングツアー・ダイビングツアー」を見てみる!水温に関する基準は「大人が23℃以上 子どもは25℃以上」「気温+水温が50℃以上」などいくつか存在します。
例えば、奄美大島の12月の平均気温は17℃、海水温は23℃。これを合計すると40℃なので、12月に水着だけでマリンレジャーを楽しむのはきびしいということがわかります。
12月に訪れたい奄美大島の観光スポット
奄美大島には種類さまざまな観光スポットが存在します。ここでは特に12月に訪れていただきたいおすすめの観光スポット・絶景スポットを紹介します。
12月に訪れたい奄美大島観光スポット|2つの海が見える丘(加世間峠)
2つの海が見える丘は、奄美大島の中でも有数の絶景スポットとして知られています。この丘からは文字通り、東シナ海と太平洋の2つの海を同時に望むことができます。
展望台の正面から日が昇るので、訪れるならお昼から夕方にかけてがおすすめです。
場所は、空港から西に向かって車で30分ほどのところに位置しています。2つの海が見える丘の周辺には、「手広海岸」や「ハートロック」といった名所もあるのでそちらも併せて訪れてみるといいでしょう。
12月に訪れたい奄美大島観光スポット|ホノホシ海岸
ホノホシ海岸は、奄美大島の南部に位置する人気の観光スポット。奄美空港からは車でおよそ2時間、名瀬からも1時間ちょっととすこし遠いですが、時間的な余裕がある方はぜひ足を運んでみましょう。
ホノホシ海岸の最大の特徴は、海岸に無数に転がる「玉石」。荒波にゆられたことで石の角が削れ、とてもきれいな丸い形の石が海岸線に広がります。また、奇岩や洞窟などもあり、独特の雰囲気が漂います。なお、石を持ち帰ることは禁止されているので、ご注意ください。
↓ホノホシ海岸の近くにあるおすすめ宿
The Scene ( ザ シーン )|奄美大島最南端の極上リゾート
12月に訪れたい奄美大島観光スポット|奄美海洋展示館
海と人との共生をテーマにした「奄美海洋展示館」は、ウミガメや熱帯魚などを見られる施設。ウミガメへの餌やり体験や、サンゴや貝を使ったワークショップなどにも参加できます。特にウミガメへの餌やりは、目の前でウミガメを観察できるのでとてもおすすめ。
奄美海洋展示館 ウミガメ
施設がある「大浜海浜公園」は夕日スポットとしても知られ、晴れた日には東シナ海に沈む夕日の絶景を楽しめます。そのほかにもキャンプ場やBBQ施設も併設されており、この時期にぴったりな観光スポットです。名瀬の市街地からは車で20分ほどでアクセスできます。
参考:奄美海洋展示館 公式HP
12月の奄美大島でできるおすすめアクティビティ・体験メニュー
続いて、12月に奄美大島に旅行する際、ぜひ参加していただきたいアクティビティメニューをご紹介します。
12月の奄美大島でしたいアクティビティ|マングローブカヌー
マングローブカヌーツーリングは、奄美大島の数あるレジャーのなかでもトップクラスの人気を誇るアクティビティです。
奄美大島には美しいマングローブ林が広がり、カヌーツーリングを通してその独特の自然や生態系を探索しましょう。静かで落ち着いた水面を漂いながら、マングローブの神秘的な世界を存分に楽んでみてください。
なお、12月は他の季節に比べて観光客も少なく、より静かで落ち着いた環境でマングローブを楽しめるのがポイント。「カヌーやカヤックに乗ったことがない…」という方で大丈夫。ガイドがしっかりと乗り方を教えてくれますし、流れも穏やかなので初心者でも十分楽しめます。
ツアーのなかには3歳から参加可能なものもあるので、小さい子ども連れのファミリーにもおすすめ。多少の雨でも催行されるため、悪天候による中止のリスクが低くめです。
→じゃらんで奄美大島の「マングローブカヌーツーリング」を見てみる!
12月の奄美大島でしたいアクティビティ|ダイビング
奄美大島はその美しい海と豊富な海洋生物で知られており、12月でもダイビングを楽しめます。12月は他の多くの地域が寒冷でダイビングに適していない中、奄美大島は比較的温暖で海水温も適度。そのため、冬にあえてダイビングをするという方も少なくありません。
この時期の奄美大島の海は、透明度が高く、色とりどりの珊瑚や熱帯魚を近くで見ることができます。また、ダイビングスクールやレンタルショップも充実しており、初心者向けの体験ダイビングを行っているところもたくさんあります。
非日常の美しい海中世界を体験することができるので、12月の奄美大島訪れた際にはぜひトライしてみてください。
→じゃらんで奄美大島の「ダイビングツアー」を見てみる!
12月の奄美大島でしたいアクティビティ|ナイトツアー
奄美大島でのナイトツアーは、島の自然を異なる視点から感じることができるエキサイティングな体験です。ツアーでは、多くの夜行性の生物たちが生息する奄美大島の夜の森をガイドと一緒に探索します。昼間では見られない深くそして魅力的な奄美大島の自然を肌で感じられるでしょう。
【ナイトツアーで見られるかもしれない奄美群島の固有種】
- アマミノクロウサギ
- アマミハナサキガエル
- アマミヤマシギ
- オーストンオオアカゲラ
- イシカワガエル
- ムラサキオカヤドカリ
冬のナイトツアーは虫が苦手な方にもおすすめ。また、子どもも大興奮のアクティビティなので、子ども連れの方はぜひ参加してみてください。
→じゃらんで奄美大島の「ナイトツアー」を見てみる!
12月の奄美大島旅行を予約するならココがおすすめ!
奄美旅行の予約を検討されている方におすすめなのが「ダイナミックパッケージ」。「自分だけの旅を楽しみたい」という方は、ダイナミックパッケージで旅行の予約を済ませましょう。
ダイナミックパッケージとは、航空券・ホテル・レンタカーなどを組み合わせて一括で予約できる旅行商品のことです。ネット予約の普及とともに、その利便性の高さから多くの方が利用するようになっています。
・パックツアーより選択肢の幅が広い
→旅行代理店が扱っている従来型のパックツアーよりも融通が利き、利用できるホテルも幅広いのが特徴です。
・臨機応変にプランが立てられる
→訪問先を複数にしたり、往復の利用空港を変えたり、お気に入りのホテルに連泊したりと、好きなようにプランを立てられるのもダイナミックパッケージの魅力です。
・予約がとにかく楽
→ひとつのサイト上で、飛行機・ホテル・レンタカーの予約が完結するので予約作業がとにかく簡単です(もしかするとこれが一番のメリットかも)。
・LCC(格安航空券)は利用不可
→ダイナミックパッケージの場合、基本的には「JAL」もしくは「ANA」を利用することになります。奄美大島にはピーチ(Peach)が就航していますが、それらの飛行機会社を使う場合は、完全フリープラン(飛行機やホテルを自分で別々に予約する)となります。
・必ずしも最安になるわけではない
→ダイナミックパッケージは必ずしも最安値になるとは限りません。航空券の予約サイトやホテル予約サイトで、格安チケットを探したほうが最安値の組み合わせを探せる可能性は高くなります。「とにかく安くで旅行したい」「ネット予約には慣れている」という方は、個別に探したほうがいいかもしれません。
例えば、月曜日~木曜日の3泊4日の旅の場合。月曜日と木曜日の飛行機を予約し、その間の任意の1日だけホテルの宿泊予約ができるということです。
ダイナミックパッケージはかなり融通が利くので、とてもおすすめ!
ダイナミックパッケージは航空会社や旅行会社などさまざまな業者が取り扱っています。なかでも編集部のおすすめは以下の4社。
上記2つは航空会社系列のダイナミックパッケージ。下2つは宿泊予約サイトのダイナミックパッケージです。どちらもマイルを貯めることができ、選択肢の広さも豊富です。航空会社系列で予約するメリットは、何かイレギュラーがあったときの対応が丁寧という点が挙げられます。一方、宿泊予約サイトの場合は、マイルのほかにそのサイト独自のポイントが2重で貯まるのが大きなメリットです。
→JAL公式HPで奄美大島行きの「JALパック」を探すならこちら
→ANAスカイツアーズで奄美大島行きのパッケージを探すならこちら
→楽天トラベルで奄美大島行きの「JALパック」「ANAパック」を見てみる
→じゃらんで奄美大島行きの「JALパック」「ANAパック」を見てみる
12月の奄美大島に関するよくある質問(FAQ)
Q. 奄美大島の12月の気温はどれくらいですか?
12月の奄美大島の平均気温は約17℃です。本州よりは暖かいですが、北風が強いので体感気温は寒いと感じることもあるでしょう。
Q. 12月に奄美大島で泳ぐことはできますか?
12月の奄美大島近海の海水温度は23℃ほどです。冷たいため、海水浴は難しいかもしれません。
Q. 奄美大島で12月にダイビング・シュノーケリングは楽しめますか?
ウェットスーツを着用すればダイビングやシュノーケリングを楽しめます。ツアーに参加するのがいいでしょう。
Q. 12月の奄美大島でサーフィンは可能ですか?
サーフィンは可能ですが、防寒対策が重要です。島内にはサーフィンショップが複数あるので、サーフィンスクールに参加してみてはいかがでしょうか。
Q. 12月の奄美大島でのおすすめ服装は何ですか?
20℃まで気温が上がることもあるため、日中は薄手のシャツやTシャツでも過ごせます。夜は少し涼しいので、薄手のアウターや長袖のトップスを着用しましょう。
Q. 奄美大島の12月は雨が多いですか?
降水量としては少ないですが、小雨や曇りが多い時期です。折り畳み傘やレイングッズがあると重宝します。
Q. 12月に奄美大島でホエールウォッチングは可能ですか?
この時期はホエールウォッチングに適しており、クジラを見るチャンスがあります。
寒さから無縁の12月の奄美大島で島旅を楽しもう
12月の奄美大島は、温暖な気候、美しい自然景観、魅力的なアクティビティで満ち溢れています。この時期の奄美大島は避寒地として最適で、冬を快適に過せるでしょう。
島内には、「2つの海が見える丘」や「ホノホシ海岸」、「奄美海洋展示館」など、多様で魅力的な観光スポットが存在します。12月は旅行客も比較的少ないので、自分のペースで島内観光ができるでしょう。
もし、まだ宿泊するホテルが決まっていない方は、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。編集部スタッフが実際に足を運んだホテルをまとめて紹介しています。
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