常夏の島「宮古島」。9月は、7~8月に比べれば気温もだんだんと下がり、秋の気配がしだいに感じられる時期。とはいってもまだまだ海水浴もシュノーケリングもばっちり楽しめます。
そこでこの記事では、9月の宮古島旅行を検討している方に向けて、9月の宮古島の気候や天気の特徴、おすすめの服装や観光スポット、アクティビティなどをまとめて紹介していきます。
過去の9月に訪れた台風の回数も解説しているので、これを読めばきっと9月の宮古島を楽しめるはず。ぜひ旅行計画の参考にしてみてください。
この記事はこんな方におすすめ!
- 9月に宮古島旅行を計画している
- 9月の宮古島の気候や天気、どんな服装で行けばいいか知りたい
- 9月の宮古島ではどんなことができるか知りたい
9月の宮古島での過ごし方の特徴
7~8月の真夏から、9月になるとだんだんと秋の兆しが見えてきます。とはいっても、まだまだ気温は高く、海に入るにはもってこいの時期。
9月に宮古島を旅行するなら、ビーチ巡りをするのがおすすめです。宮古ブルーに輝く海と白い砂浜は、いつみてもほれぼれする風景。与那覇前浜ビーチや新城海岸、渡口の浜など、ビーチごとにも見せてくれる表情は違います。マリンアクティビティをするのにも絶好で、ダイビングやシュノーケル、SUP、シーカヤックなどその種類も豊富です。
ただ、9月の宮古島旅行を計画するうえで気になるのが「台風」。宮古島の台風はとても強烈なので、旅行に重なってしまうと海水浴が楽しめなかったり、乗るはずだった飛行機が欠航になったりと、何かとイレギュラーが発生しますよね。気象庁データによれば、9月に宮古島に接近する台風は月間平均0.9回。1か月の間に1回来るか来ないかという感じです。
8月の夏休みシーズンよりもホテルや飛行機は取りやすく、旅費の面でもだんだんと下がってきます。
9月の宮古島の天気・平均気温・気候・服装まとめ
9月の宮古島の平均気温は28℃、最高気温は32℃、最低気温は24℃です。7~8月と比較すると少しだけ低めですが、それでもまだまだ夏の陽気。1日を通してTシャツ・半そでで問題ないでしょう。
また、気温が高いだけでなく、湿気・日差しの強さにも要注意。日焼け対策として長そでを着たり、汗をかいたときのために着替えを多く用意したりするといいでしょう。水分補給をこまめにしながら、適宜着替えをすれば快適に観光を楽しめます。なお、レストランやホテル内はホテルの空調が強いこともあるので、心配な方はカーディガンなどの羽織るものをもっておくと安心です。
9月の宮古島の紫外線と台風情報
宮古島ではとても紫外線が強いので、日焼けしたくない方や肌の弱い子どもたちは特に注意が必要です。そして、紫外線量を知るうえで参考になるのが、気象が発表している「日最大UVインデックス」。UVインデックスとは、紫外線が人体に及ぼす影響度を指標化した数字のこと。日最大UVインデックスは、その月で最も紫外線の強かった時のUVインデックスを表しています。世界保健機関「WHO」では紫外線対策をする際、UVインデックスを参考にすることを推奨しています。
なお、宮古島の9月の日最大UVインデックスは「7.7」。東京は「4.5」なので、最も紫外線が強い時を比べると宮古島のほうが1.7倍ほど高くなっています。
また、9月の宮古島はまだまだ台風シーズンと呼べる時期。過去70年間、9月の宮古島に接近した台風の数は66回で、年平均1.1回です。8月~9月にかけては1年で最も台風の多い季節といえます。なお、台風は接近から通過まで長いときで1週間ほどかかる場合もあります。そう考えると、9月の宮古島旅行が台風の影響を受ける確率は、ざっくりと4分の1ぐらいなのかもしれません。
9月に行われる宮古島の主なイベントはこちら
続いては9月の宮古島で例年行われているイベントを確認してみましょう。
※詳しい実施内容は、公式HPなどをチェックしましょう。
9月の宮古島イベント|宮国大綱引き
宮古島の宮国集落で行われる大綱引き。豊作と大漁を祈願する伝統行事で、宮古島市の無形民俗文化財にも指定されています。綱引きに使われる綱は「キャーン」と呼ばれる植物から作られ、東西に分かれて綱引きが行われます。例年、旧盆の最終日に行われ、終了後は大綱の一部が御嶽に奉納されます。
9月の宮古島イベント|多良間の八月踊り
宮古島と石垣島のちょうど中間にある多良間島。そこで行われる「八月踊り」は島の伝統行事。宮古諸島は江戸時代、重税が課せられており、その年の税の完納と翌年の豊作を祈願するお祝い行事が起源です。国指定重要無形民俗文化財に指定されており、八月踊りが開催される旧暦8月8日~10日の3日間は島外からも多くの人が集まります。
最新情報は公式HPでチェック!
→https://www.vill.tarama.okinawa.jp/about/rekishi_bunka/
9月の宮古島イベント|なりやまあやぐまつり
宮古民謡「なりやまあやぐ」の継承を目的として開催されるお祭り。民謡の発祥地である友利地区で行われます。大人の女性の気持ちを歌った民謡で、お祭りでは歌唱大会も開かれ、優秀な歌い手には賞が贈られます。
最新情報は公式HPでチェック!
→https://nariyamaayagu.com/
9月の宮古島イベント|宮古の産業まつり
新たな産業創出を目的に、宮古島の織物、藍染め、特産品の展示即売会などが行われるイベントです。商工会議所女性会のファッションショーや音楽コンサートなども実施され、一般の来場者も多く集まります。なお、2023年は9月30日・10月1日の2日にわたって実施されました。
9月に訪れたい宮古島の観光スポット
宮古島にはたくさんのビーチやや観光スポットがあり、旅行中はそれらを巡るのがおすすめ。ここでは島宿ドットネット編集部の独断で、9月の宮古島旅行で訪れたい場所を3つをご紹介します。
9月に訪れたい宮古島観光スポット|島尻マングローブ
宮古島の北西部にあるマングローブ林。遊歩道が整備されており、そこを歩きながら優雅な自然を感じられるスポットです。汽水域特有の生き物も多く生息しており、カニやハゼなども見られます。子どもも喜ぶので、ファミリーには特におすすめです。あまりメジャーな観光スポットではないため、人もあまり多くなく島特有のゆったりとした空気が流れているのもポイントです。
9月に訪れたい宮古島観光スポット|新城海岸
新城海岸はシュノーケリングスポットとして有名なビーチ。城辺というエリアにあり、宮古空港から車で20分ほどのところにあります。9月のハイシーズンには、マリングッズのレンタルができる海の家やキッチンカーなども営業しています。ウミガメが多くいるスポットなので、海に入らずとも海面で息継ぎをするウミガメの姿がみられることも珍しくありません。また、すぐ近くに吉野海岸というビーチもあり、こちらも人気です。
9月に訪れたい宮古島観光スポット|佐和田の浜
伊良部島にある風情ある海岸。日本の渚100選にも選ばれ、夕暮れ時には地平線に沈む夕日も見られます。沖合にぽつぽつと浮かぶ岩が特徴的で、それらの巨石は「明和の大津波」と呼ばれる津波によって運ばれてきたものとされています。シュノーケリングにはあまり向いていませんが、波も比較的穏やかなので、小さい子どもが水遊びをするのにはおすすめです。
もし伊良部島でシュノーケリングをするのであれば、近くにある「中の島ビーチ」が人気です。シャワーや駐車場などはありませんが、地形が入江のようになっているので潮の流れも比較的穏やか。
9月の宮古島でできるおすすめアクティビティ・体験メニュー
続いては、9月の宮古島旅行で楽しんでいただきたい、おすすめのアクティビティや体験メニューをご紹介していきます。
9月の宮古島でしたいアクティビティ|SUPツアー
スタンドアップパドルボートは最近人気のアクティビティ。サーフィンボードよりも浮力の強いボードを使うため、初めてでも簡単にボードに乗れるのが特徴です。未就学児でも参加できるツアーもあり、SUPのやり方・乗り方もガイドがしっかりとレクチャーしてくれるので安心。また、写真撮影込みのプランがほとんどなので、思い出にも残ります。
トゥリバービーチ(サンセットビーチ)、シギラビーチ、与那覇前浜ビーチ、渡口の浜など、ツアー会社や海況によってもスタート地点は異なります。夕方に出発するサンセットSUPも人気なので、ぜひ参加してみてください。
9月の宮古島でしたいアクティビティ|八重干瀬ツアー
八重干瀬とは、世界でも最大級を誇るサンゴ礁群のこと。宮古島の北海域に位置し、周囲25㎞もの大きさを誇ります。八重干瀬ツアーではシュノーケルやダイビングをすることができ、海の中の圧倒的な光景が見られます。
水深も10m以内のスポットも多いので、シュノーケルでも十分楽しめます。大きく半日コースと1日コースの2つに分かれます。宮古島に訪れたら必ず参加したいアクティビティのひとつなので、ぜひ参加してみてください。
9月の宮古島でしたいアクティビティ|ナイトツアー
ナイトツアーはガイドと一緒に、宮古島の夜の自然を見に行くツアーです。日中の宮古島は日差しが強く気温も高いので、夜に活動する生き物が多くいます。珍しい宮古島の固有種を見られることもあり、このツアーでしか出会えない体験ができるでしょう。
また、晴れた日には満天の星空が広がり、天体鑑賞ができるのもナイトツアーの魅力です。マリンアクティビティとは違い、小さい子供でも参加できるのもポイントです。
→宮古島でナイトツアーに参加するなら「アドベンチャーピピ」がおすすめ。予約はこちらから
宮古島旅行を予約するならダイナミックパッケージがおすすめな理由
宮古島旅行の予約を検討されている方におすすめなのが「ダイナミックパッケージ」。「自分だけの旅を楽しみたい」という方は、ダイナミックパッケージで旅行の予約を済ませましょう。
ダイナミックパッケージとは
ダイナミックパッケージとは、航空券・ホテル・レンタカーなどを組み合わせて一括で予約できる旅行商品のことです。ネット予約の普及とともに、その利便性の高さから多くの方が利用するようになっています。
・パックツアーより選択肢の幅が広い
→旅行代理店が扱っている従来型のパックツアーよりも融通が利き、利用できるホテルも幅広いのが特徴です。
・臨機応変にプランが立てられる
→訪問先を複数にしたり、往復の利用空港を変えたり、お気に入りのホテルに連泊したりと、好きなようにプランを立てられるのもダイナミックパッケージの魅力です。
・予約がとにかく楽
→ひとつのサイト上で、飛行機・ホテル・レンタカーの予約が完結するので予約作業がとにかく簡単です(もしかするとこれが一番のメリットかも)。
・LCC(格安航空券)は利用不可
→ダイナミックパッケージの場合、基本的には「JAL」もしくは「ANA」を利用することになります。宮古島にはジェットスターやスカイマークが就航していますが、それらの飛行機会社を使う場合は、完全フリープラン(飛行機やホテルを自分で別々に予約する)となります。
・必ずしも最安になるわけではない
→ダイナミックパッケージは必ずしも最安値になるとは限りません。航空券の予約サイトやホテル予約サイトで、格安チケットを探したほうが最安値の組み合わせを探せる可能性は高くなります。「とにかく安くで旅行したい」「ネット予約には慣れている」という方は、個別に探したほうがいいかもしれません。
例えば、月曜日~木曜日の3泊4日の旅の場合。月曜日と木曜日の飛行機を予約し、その間の任意の1日だけホテルの宿泊予約ができるということです。
ダイナミックパッケージはかなり融通が利くので、とてもおすすめ!
人気のあるダイナミックパッケージはこちら
ダイナミックパッケージは航空会社や旅行会社などさまざまな業者が取り扱っています。なかでも編集部のおすすめは以下の4社。
上記2つは航空会社系列のダイナミックパッケージ。下2つは宿泊予約サイトのダイナミックパッケージです。
どちらもマイルを貯めることができ、選択肢の広さも豊富です。航空会社系列で予約するメリットは、何かイレギュラーがあったときの対応が丁寧という点が挙げられます。一方、宿泊予約サイトの場合は、マイルのほかにそのサイト独自のポイントが2重で貯まるのが大きなメリットです。
→JAL公式HPで宮古島行きの「JALパック」を探すならこちら
→ANAスカイツアーズで宮古島行きのパッケージを探すならこちら
→楽天トラベルで宮古島行きの「JALパック」「ANAパック」を見てみる
→じゃらんで宮古島行きの「JALパック」「ANAパック」を見てみる
9月の宮古島はまだまだ夏真っ盛り!マリンレジャーを思う存分満喫しよう
9月の宮古島はだんだんと秋めいてくる季節。ただし、まだまだ夏は終わりません。気温も30℃近くまで上がり、マリンレジャーをするのに最適。島内にあるビーチを巡りながら、シュノーケリングや海水浴を楽しんでみてはいかがでしょうか。
また、宮古島には1棟貸しのヴィラ・コテージやプライベートプールがついたラグジュアリーホテルがたくさんあります。そういったところに宿泊して、贅沢なホテルステイを堪能してみていかがでしょうか。
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