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奄美大島は何県?人口・面積・気候など基本情報を徹底解説

奄美大島は、世界自然遺産の候補地にもなっており、近年注目が集まる離島のひとつ。この記事では、「奄美大島が何県のどこにあって、どんな島なのか?」をわかりやすく解説していきます。

また、奄美大島への旅行を計画されている方に向け、アクセス方法やベストシーズン、おすすめのアクティビティなども紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

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奄美大島は何県?地理や気候の特徴は?

奄美大島は何県 海と山

奄美大島があるのは九州南端の「鹿児島県」。鹿児島市と沖縄本島のちょうど真ん中あたりに位置しており、8つの島で構成される奄美群島に属しています。奄美群島の人口は約12万人。そのなかでも奄美大島は群島内の主要な島で、約6万弱の人が暮らしています

面積は約712㎢。東京23区や琵琶湖などよりも広く、島の北部から南部に行くには車で2時間ほどかかります。

年間の平均気温は20度前後。南国のイメージが強い奄美大島ですが、実は日照時間が日本でもトップクラスに短いのも特徴です。全国県庁所在地のなかでも最も日照時間の短い秋田市(秋田県)でさえ年間日照時間1500時間を超えますが、奄美大島の平年の日照時間は年間1330時間。そのため湿度が高く、そんな温暖湿潤な気候を持つことから長い年月をかけて豊かな森が育まれ、独自の生態系が築かれてきました。

 

奄美大島は独自の生態系が残る自然豊かな島

奄美大島のマングローブ

奄美大島は「東洋のガラパゴス」と呼ばれるほど、自然豊かな島。島内面積の6割以上を森林が占め、周辺は“アマミブルー”といわれる鮮やかな海が囲みます。山がちな地形により、これまで海に沈むことはほとんどなく、島内では長期間にわたり固有の生態系が紡がれてきました。

奄美大島が日本の国土に占める面積の割合は約0.19%。そのなかに日本で確認されている哺乳類が約13%、爬虫類は22%、鳥類は約半数が奄美大島に生息しています。

 

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奄美大島への行き方は?アクセス方法は飛行機かフェリー

奄美大島へは「飛行機」か「フェリー」で行くことができます

島の北部にある「奄美空港」に就航しているのは全部で10か所。本州・九州からは羽田、成田、伊丹、関空、福岡から奄美空港へ直行便が飛んでいます

奄美大島への行き方は?アクセス方法は飛行機かフェリー

【本州・九州とをつなぐ直行便】

  • 羽田空港(JALが1日1往復運航)
  • 成田空港(ピーチアビエーションが1日1往復運航)
  • 伊丹空港(JALが1日1往復運航)
  • 関西国際空港(ピーチアビエーションが1日1往復運航)
  • 福岡空港(JALが1日1往復運航)
  • 鹿児島空港(JALが1日8往復、スカイマークが1日2往復運航)

【離島とをつなぐ直行便】

  • 那覇(JALが1日1往復運航)
  • 喜界島(JALが1日3往復運航)
  • 徳之島(JALが1日2往復運航)
  • 与論島(JALが1日1往復運航)

※2021年7月現在
※那覇便は正確には、JALのグループ会社「RCA(琉球エアコミューター)」が便を運航
参考:https://amami-airport.co.jp/flight/monthly

フェリーを使った奄美大島への行き方は、「マルエーフェリーA‘Line」か「マリックスライン」というフェリー会社を利用します。いずれも鹿児島新港(鹿児島市)と那覇港(那覇本島)の間を運航。奄美大島は中心市街地の「名瀬港」に寄港します。

鹿児島新港から奄美大島・名瀬港までは夕方18時に出航し、翌早朝5時50分に到着します。那覇港からは朝7時に出航し、名瀬港にはその日の夜21時20分ごろに到着します。いずれも12~14時間の船旅です。

奄美大島への行き方は?アクセス方法は飛行機かフェリー

【奄美大島を通るフェリー航路】

  1. 鹿児島新港(鹿児島市)
  2. 名瀬港(奄美大島)
  3. 亀徳港(徳之島)
  4. 和泊港(沖永良部島)
  5. 与論港(与論島)
  6. 本部港(沖縄本島北部)
  7. 那覇港(沖縄本島南部)

マルエーフェリーA‘Line :https://www.aline-ferry.com/kagoshima/time/
マリックスライン:https://www.marix-line.co.jp/cgi-bin/19carriage/cgi/index.cgi

 

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奄美大島への旅行のベストシーズンはいつ?

奄美大島の月別日照時間と雲量

年間の日照時間で考えるなら、奄美大島のベストシーズンは「7~8月」。太陽が顔を出す時間が長く、マリンレジャーを満喫するならこの時期がベストシーズンといえます。

また、夏の観光シーズンを避けた「10~11月」ごろも奄美旅行にはおすすめ。南風から北風にだんだんと変わっていき、湿度も低くなってくるので過ごしやすい時期です。ハイシーズンと比べて、旅費も落ち着いてくるのでお財布に優しいにもポイントです。

奄美大島の月別降水量

冬の時期は曇りや雨が多いものの観光客も少なく、島全体が落ち着いた雰囲気に包まれます。鼠色の雲と緑あふれる森の風景はなんとも趣があり、それはそれで魅力的。コアな奄美大島ファンは、避寒地として冬に訪れる方も少なくありません。

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奄美大島を訪れた際にやりたい3つのアクティビティ

最後に、奄美大島に訪れた際にぜひやってほしい3つの体験をご紹介します。

シュノーケリング

奄美大島 シュノーケリング

奄美大島の周辺海域はサンゴが多く、海の中には別世界が広がります。シュノーケリングでは、まるで竜宮城のような景色を楽しむことができます。島を訪れた際には必ずやりたいアクティビティのひとつです。

ただ、監視員がいないビーチも多く、潮の流れが速いポイントも多いので、海に入る際は十分に注意が必要です。できる限り2人以上の複数人で海に入るようにしましょう。

マングローブカヤック

奄美大島 マングローブカヤック

奄美大島の中部「住用地区」には、広大なマングローブ林があります。日本最大級の広さを誇り、山から流れる淡水と塩分を多く含んだ海水が混ざる汽水域には、多くの動植物が生息しています。

マングローブのカヤックツアーでは、シオマネキやミナミトビハゼのほか、水の中に根を張るヒルギ科の植物など、奄美大島ならではの生き物たちを見ることができます。

ナイトツアー

奄美大島 ナイトツアー

「夜の森」も生き物たちの宝庫。アマミノクロウサギ、アマミヤマシギ、アマミイシカワガエルなど、夜行性の動物に会いに行くならナイトツアーに参加しましょう。

奄美大島 アマミノクロウサギ

奄美大島の生き物は、固有種が非常に多いので、こちらも必見です。熟練のナイトツアーガイドのお話もおもしろく、奄美大島に関するいろいろなことを知れるいい機会にもなるはずです。

 

まとめ

奄美大島 土盛海岸

鹿児島県に属する「奄美大島」は、悠久の自然が今なお残る島です。初夏から秋にかけては海水浴やシュノーケリング、ダイビングなどを楽しむことができ、時間を忘れ思いきりマリンレジャーを楽しめます

また、秋から冬にかけては本土よりも気温が高いので、避寒地としても人気。旅のスタイルに合わせて、旅行の時期を選びましょう。その際には先ほどご紹介したカヤックやナイトツアーにも参加してみてください。きっと「奄美大島でしかできない体験」ができるはずです。

 

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