2021年に世界自然遺産に登録された「奄美大島」。年間を通して温かく、気温が10℃を下回ることはほとんどありません。そんな温暖な奄美大島にも、春夏秋冬の四季は存在します。
この記事では、「2月の奄美大島旅行」をテーマに、島内観光のポイントを詳しく解説してきます。奄美大島の2月の気候や天気の特徴、おすすめの観光スポット・アクティビティなどもまとめて紹介します。
この記事はこんな方におすすめ!
- 2月に奄美大島への旅行を考えている
- 2月の奄美大島の気候や天気、服装を知りたい
- 2月の奄美大島でできること、泳げるかどうか知りたい
これを読めばきっと2月の奄美大島をどのように楽しめばいいかがわかります。奄美大島への旅行をお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
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2月の奄美大島での過ごし方の特徴
南国の島「奄美大島」は1年を通じて暖かい気候を有し、2月でも平均気温は15℃前後。暖かい日は20℃近くまで気温が上がること珍しくありません。ただ、冬の時期は強い北風が吹くため、体感温度は実際よりも低く感じるでしょう。
残念ながら、奄美大島の2月はマリレンジャーにはあまり向いていません。もちろん、ウェットスーツ着用であればシュノーケルやダイビングは楽しめますので、「どうしても奄美大島の海に入りたい」という方はアクティビティツアーに参加してみてはいかがでしょうか。
また、奄美大島島内にはいたるところに名所が点在しています。海でのレジャーができない代わりに、島内ドライブや観光地巡り、自然体験を楽しみましょう。夏と比較すると日差しも穏やかで、曇りの日も多いので日焼けが気になる方も安心して観光を楽しめます。台風も来ないので、2月は天候トラブルのリスクも低くなっています。
2月の奄美大島の天気・気温・服装まとめ
奄美大島の2月の平均気温は15℃です。過去7年間(2017~2022年の名瀬)の最高気温は24.2℃、最低気温は8.5℃です。日中は長袖もしくは半そで1枚のうえに、ウィンドブレーカーやジャケット、カーディガン、セーターなどを着るといいでしょう。特にこの時期は北風が強いため、風の通しにくい上着がおすすめです。
また、奄美大島の2月は降水量こそ多くないものの、断続的に弱い雨が続くことも少なくありません。折り畳み傘や雨ガッパがあると重宝します。さらに、奄美大島では紫外線が強いので、たとえ曇りの日でも注意が必要です。日焼けしたくない方や肌の弱い子どもたちは日焼け止めを塗る、帽子をかぶるなど日焼け対策は怠らないようにしましょう。
ちなみに、2月の奄美大島は台風の影響はありません。過去70年間、2月の奄美大島に接近した台風の数はゼロとなっています。
2月に訪れたい奄美大島の観光スポット
2月の奄美大島では文化的な楽しみ方をするのがおすすめ。ここでは冬こそ訪れたい奄美大島のおすすめ観光スポットを紹介します。
2月に訪れたい奄美大島観光スポット|奄美博物館
奄美群島唯一の総合博物館として知られる施設です。開館は1987年。奄美群島の自然・歴史・文化を学ぶことができ、ビジュアル展示や体験型の展示も豊富です。2019年に全面リニューアルされ、3階展示室では奄美大島固有の自然や動物たちの展示が充実しています。子どもも楽しむことができるので、ファミリーにもおすすめです。
参考:奄美博物館 公式HP
2月に訪れたい奄美大島観光スポット|奄美海洋展示館
海と人との共生をテーマにした「奄美海洋展示館」は、ウミガメや熱帯魚などを見られる施設。ウミガメへの餌やり体験や、サンゴや貝を使ったワークショップなどにも参加できます。特にウミガメへの餌やりは、目の前でウミガメを観察できるのでとてもおすすめ。
さらに生体展示以外にも、アマミホシゾラフグの生態紹介や奄美の自然を学べるVR体験など見どころ豊富です。施設がある「大浜海浜公園」は夕日スポットとしても知られ、晴れた日には東シナ海に沈む夕日の絶景を楽しめます。名瀬の市街地からは車で20分ほどでアクセスできます。
参考:奄美海洋展示館 公式HP
2月に訪れたい奄美大島観光スポット|水間黒糖製造工場
奄美大島の特産品といえば「黒糖」が有名。奄美大島北部の龍郷町にある「水間黒糖製造工場」は、平釜で黒糖を作り続ける昔ならではの黒糖屋さん。黒糖造りは、サトウキビが収穫される11月~6月頃に行われており、その期間であれば製造工場の無料見学が可能です(午前中のみ。製造していない日もあります)。
できたての黒糖は、どんなスイーツにも負けないぐらい美味。ほろほろとした食感と深いコクが楽しめるできたて黒糖は一食の価値ありです。
2月の奄美大島でできるおすすめアクティビティ・体験メニュー
奄美大島では冬でも楽しめるアクティビティが豊富です。ここでは2月の奄美大島旅行の際に参加したいおすすめアクティビティを紹介します。
2月の奄美大島でしたいアクティビティ|ナイトツアー
奄美大島にはアマミノクロウサギをはじめ、多くの固有種が生息しています。それらの生き物を探しに森を探検するナイトツアーは、島を訪れたら必ず参加したいアクティビティのひとつ。「幼児参加OK」のツアーも多いので、小さい子ども連れのご家族にもおすすめ。冬の時期は虫も比較的少ないので、「希少な生き物を見たいけど、虫が苦手…」という方にもおすすめです。
→奄美大島でナイトツアーに参加するなら「ミッドナイトツアー奄美」がおすすめ。予約はこちらから
2月の奄美大島でしたいアクティビティ|マングローブカヤックツアー
マングローブカヤックツアーは、島内中央にあるマングローブ「金原原生林」をカヤックで探検するアクティビティ。奄美大島定番のアクティビティのひとつで、カヤックをこぐのが初めての方でもガイドさんが丁寧に乗り方をレクチャーしてくれます。
水面ぎりぎりをゆくカヌーツアーは冒険心がそそられ、干潟や汽水域に生息する生物を間近で観察できます。
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2月の奄美大島でしたいアクティビティ|ホエールウォッチング
ホエールウォッチングも冬の奄美大島を代表するアクティビティ。島の近海にはこの時期、ザトウクジラが回遊しており、それを船にのって見に行きます。奄美大島では船同士が随時連絡を取り合いながらクジラの出現情報を共有するそうで、遭遇率も高め。運が良ければ、ザトウクジラのカップルや親子などが見られるかもしれません。
2月の奄美大島ツアーを予約するならココがおすすめ!
奄美大島旅行の予約を検討されている方におすすめなのが「ダイナミックパッケージ」。「自分だけの旅を楽しみたい」という方は、ダイナミックパッケージで旅行の予約を済ませましょう。
ダイナミックパッケージとは、航空券・ホテル・レンタカーなどを組み合わせて一括で予約できる旅行商品のことです。ネット予約の普及とともに、その利便性の高さから多くの方が利用するようになっています。
・パックツアーより選択肢の幅が広い
→旅行代理店が扱っている従来型のパックツアーよりも融通が利き、利用できるホテルも幅広いのが特徴です。
・臨機応変にプランが立てられる
→訪問先を複数にしたり、往復の利用空港を変えたり、お気に入りのホテルに連泊したりと、好きなようにプランを立てられるのもダイナミックパッケージの魅力です。
・予約がとにかく楽
→ひとつのサイト上で、飛行機・ホテル・レンタカーの予約が完結するので予約作業がとにかく簡単です(もしかするとこれが一番のメリットかも)。
・LCC(格安航空券)は利用不可
→ダイナミックパッケージの場合、基本的には「JAL」もしくは「ANA」を利用することになります。奄美大島にはピーチ(Peach)が就航していますが、それらの飛行機会社を使う場合は、完全フリープラン(飛行機やホテルを自分で別々に予約する)となります。
・必ずしも最安になるわけではない
→ダイナミックパッケージは必ずしも最安値になるとは限りません。航空券の予約サイトやホテル予約サイトで、格安チケットを探したほうが最安値の組み合わせを探せる可能性は高くなります。「とにかく安くで旅行したい」「ネット予約には慣れている」という方は、個別に探したほうがいいかもしれません。
例えば、月曜日~木曜日の3泊4日の旅の場合。月曜日と木曜日の飛行機を予約し、その間の任意の1日だけホテルの宿泊予約ができるということです。
ダイナミックパッケージはかなり融通が利くので、とてもおすすめ!
ダイナミックパッケージは航空会社や旅行会社などさまざまな業者が取り扱っています。なかでも編集部のおすすめは以下の4社。
上記2つは航空会社系列のダイナミックパッケージ。下2つは宿泊予約サイトのダイナミックパッケージです。どちらもマイルを貯めることができ、選択肢の広さも豊富です。航空会社系列で予約するメリットは、何かイレギュラーがあったときの対応が丁寧という点が挙げられます。一方、宿泊予約サイトの場合は、マイルのほかにそのサイト独自のポイントが2重で貯まるのが大きなメリットです。
→JAL公式HPで奄美大島行きの「JALパック」を探すならこちら
→ANAスカイツアーズで奄美大島行きのパッケージを探すならこちら
→楽天トラベルで奄美大島行きの「JALパック」「ANAパック」を見てみる
→じゃらんで奄美大島行きの「JALパック」「ANAパック」を見てみる
2月の奄美大島に関するよくある質問(FAQ)
Q. 奄美大島の2月の気候はどうですか?
2月は冬の終わりで、比較的涼しい気候が続きます。月間平均気温は約15℃です。
Q. 2月の奄美大島でのおすすめ観光スポットはありますか?
自然の景観や文化的なスポットを楽しむのに最適です。奄美博物館にいったり、泥染め体験をしたりと思い思いの過ごし方をしてみてください。
Q. 奄美大島で2月にシュノーケリングは楽しめますか?
水温が低いため、シュノーケリングには適さない可能性があります。ただ、シュノーケリングツアーに参加すれば、ウェットスーツを貸してくれるので快適に水中散歩を楽しめます。
Q. 2月に奄美大島で泳ぐことはできますか?
2月の海はまだ寒いため、海水浴を楽しむのは難しいかもしれません。
Q. 奄美大島での2月のダイビング条件はどうですか?
水温が低いため、ダイビングには厚めのウェットスーツが必要です。
Q. 2月の奄美大島でサーフィンは楽しめますか?
サーフィンは可能ですが、適切な装備が必要です。島内にはサーフィンスクールが複数あるので、ぜひ参加してみてください。
Q. 2月の奄美大島での水温はどの程度ですか?
2月の奄美大島の海水温は21℃前後です。
Q. 2月に奄美大島でホエールウォッチングは可能ですか?
この時期はホエールウォッチングに適しており、クジラを見るチャンスがあります。クジラを見に行くクルージングツアーも開催されています。
2月に奄美大島にくるなら高級リゾートホテルに泊まるのがおすすめ!
2月の奄美大島は本州と比べるととても暖かく、過ごしやすい季節です。海水浴やシュノーケリングなど、マリンレジャーには向きませんが、そのぶん観光客が少なくゆったりと島の観光を楽しめます。
また、ハイシーズンと比べてもホテルを安く予約できるので、ちょっと贅沢をして高級リゾートホテル・ヴィラに泊まってみてはいかがでしょうか。奄美大島には1棟貸しのヴィラ・コテージやプライベートプールがついたラグジュアリーホテルがたくさんあります。そういった所に宿泊して、のんびりとしたホテルステイを満喫しましょう。
東京から約1200㎞、九州と沖縄のほぼ中間に浮かぶ奄美大島。大和と琉球、そして中国大陸それぞれの文化が入り混じり、独自の歩みを続けてきた島です。なかでも世界三大織物のひとつに数えられる「大島紬」は、奄美大島を代表する伝統文化。 奄美[…]
奄美群島を拠点とする「伝泊」は、「伝統的・伝説的な建築と集落と文化」を後世に伝えるための宿泊施設。古民家、ヴィラ、ドミトリーなど、多彩な施設を展開しています。 そのなかでも今回ご紹介するのは「伝泊 The Beachfront […]